和紅茶の専門販売店koccha-waccha(コッチャワッチャ)

和紅茶を読む vol.10「消費税軽減税率制度」

消費税軽減税率制度実施後、和紅茶の消費税は8%?10%?(更新日:2018/03/08)

消費税軽減税率制度実施後、和紅茶の消費税は8%?10%?

 

今回は和紅茶の話というより、平成31年10月1日から実施される「消費税軽減税率制度」について、和紅茶を実例として少し解説させていただきます(なので番外編みたいな感じです)。

まず平成31年10月1日から、消費税は基本10%となります。ただし、一部においては8%のまま据え置きとなります。基本は10%なので10%の方は「標準税率」と呼ばれ、8%の方は基本に比べて軽減されている形なので「軽減税率」と呼ばれます。
その軽減税率の対象となるのは「酒類、医薬品、医薬部外品を除く飲食料品(ただし外食を除く)」と「新聞」です。

原則「提供が行われる時点で飲食の対象であると合理的に判断できるかどうか」が判断基準となるので、生きたままの牛さんなどは、将来的に飲食料品になる可能性はあっても提供される時点の状態で飲食するとは合理的に判断できないので軽減税率の対象とはなりません。また、水道水なども提供時点(蛇口から出た瞬間)は生活用水か飲用水かの判断ができないので軽減税率の対象とはなりません。
しかしお茶の茶葉やコーヒー豆などは、提供時点の状態のまま摂取しないとしても、その後明かに飲料となるので、軽減税率の対象となります(大阪国税局消費税課の杉本軽減税率制度係長に口頭ですが直接確認済みです)。
すなわち、和紅茶は8%のまま据え置きでご提供することができます。

しかし、軽減税率対象商品に関する先述の(ただし外食は除く)ここには注意が必要です。
和紅茶でも(もちろんコーヒーやお茶でも)、カフェなど飲食店の店内(飲食設備であると合理的に判断できるスペース)で飲むドリンクとして提供されて飲む場合は標準税率となります。
ですが、同じお店で買ってもお持ち帰りの場合は軽減税率の対象となります。
そしてkoccha-wacchaは催事出店などイベント参加して出店することもありますが、その際の茶葉の販売はもちろん軽減税率の対象ですが、「1杯○○○円」としてドリンク提供した場合は、催事出店の場合そこに飲食設備がある訳ではありませんので、これも軽減税率の対象です。
もしイベント会場に小休憩スペースがあったとしても、提供時点でそこに座って飲むとは限りません(小休憩スペースで飲むことを前提としていない)ので、軽減税率の対象となります。

文章にすると、とっっっっっってもややこしいので、下記のようにまとめました(あくまで和紅茶での例ですが)。

・和紅茶(茶葉)の販売・・・8%
・飲食店で和紅茶をドリンク提供し、店内で飲む場合・・・10%
・飲食店で和紅茶をドリンク提供し、持ち帰る場合・・・8%
・催事出店で和紅茶をドリンク提供し、売り場(休憩席など含む)で飲む場合・・・8%

「飲食店でドリンクを飲む」ときに発生する代金には、飲食設備を利用する利用料が含まれていて、なおかつその代金の内訳は算出できないので、利用料にかかる標準税率に合わせていると考えるのがいいかもしれませんね。
また、和紅茶の茶葉販売は確かに8%で据え置きですが、送料や各種お支払い手数料は標準税率となります。
なのでkoccha-wacchaでも送料や支払い手数料の価格改定があるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

また、「一体資産」においても軽減税率の対象になるには条件があります。

「一体資産」とは、例えば「和紅茶uturina30gとマグカップのセット」のように、どちらも商品として別々の価格で販売できるものを組み合わせにして1つの価格で販売するものです(当店では現状マグカップの販売はしていないので、あくまで例です)。
この「一体資産」を軽減税率の対象にするには、【税抜10,000円以下の価格で販売】し、なおかつ【軽減税率対象商品が、一体資産販売価格の3分の2を占める】必要があります。

例えば和紅茶uturina30gの売価は税抜1,500円です。uturina30gにマグカップを付けたセット品(以下、セット品と称します)を販売するとして、このセット品を税抜10,000円以上で販売すれば、セット品は標準税率となります。
そしてセット品を税抜9,000円で販売したとしても、uturina30gを単体で税抜1,500円で販売しているので、マグカップの値段は9,000-1,500=7,500円相当と合理的に判断されるため、これも標準税率となります。
このセット品を軽減税率の対象にするには、uturina30gの売価:税抜1,500円が3分の2を占める価格設定、すなわち税抜2,248円以下で販売する必要があります。
(内訳:3分の2を0.667として計算するとして、1500÷0.667≒2248.8。2,249×0.667=1500.083となり微妙に超えるため、2,248円以下と算出)
↑この微妙な小数点を国税局にどう捉えられるかわかりませんが、2,248円が無難なので2,248円としています

ちなみにuturina30gと仙霊茶100gを組み合わせた商品を一体資産として販売する場合は、いくらで価格設定したとしても、そもそもどちらも軽減税率の対象商品なので、一体資産になっても軽減税率の対象となります。

では、uturina30gを「uturina」と印刷した高級なギフトボックスに入れて仮に税抜15,000円で販売したとしましょう。この場合は、何と軽減税率の対象となります。
「uturina」と印刷されたギフトボックスなら、他の用途では使用できないと認識され「販売にあたり必要であるパッケージ」と認識されます。つまりuturina30gとギフトボックスは一体資産にならず、「そういうパッケージの1つの商品」になるのです。
ただし、いくら「uturina」と印刷されたギフトボックスを使ったとしても、販売方法として「オプションで別途1,000円でギフトボックスに入れます」という風に設定したらその別途1,000円は標準税率となり、uturina30g(1,500+1.08)+ギフトボックス(1,000+1.10)=税込2,720円となります。

とっっっっっっっってもややこしいですね。
「じゃあこういう場合はどうなんだ?」といったことがある場合は、直接国税庁にお問い合わせいただくのが一番だと思います。
https://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/04-1.htm


いろいろややこしい話もありましたが、当店に関連することを以下にまとめ、このテーマの締めとさせていただきます。
・ネットショップでの和紅茶の茶葉の販売は消費税8%(=軽減税率の対象)です
・ネットショップ特有の送料や支払い手数料は消費税10%(=標準税率)です
・催事販売でも和紅茶の茶葉の販売は消費税8%(=軽減税率の対象)です
・催事販売で和紅茶をドリンク提供する場合も消費税8%(=軽減税率の対象)です
・カフェなど飲食店内で和紅茶を飲む場合は消費税10%(=標準税率)です
・カフェなど飲食店で和紅茶を持ち帰りで買った場合は消費税8%(=軽減税率の対象)です
・和紅茶を含む一体資産で販売する場合は価格設定や組み合わせ商品により税率がかわるので、当店で一体資産を販売する場合は税抜価格と税込価格を併記するようにします

※この記事は2018年2月現在、大阪国税局による資料とセミナーをもとに記述しています。
ただし大阪国税局に内容を確認していただいたわけではありませんので、誤りがある可能性も少なからずあります。
上記はあくまで参考としていただき、確かなことは国税庁に直接お確かめいただきますようよろしくお願いします。


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